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 この本を読みました。

 右の大日如来とは、真言宗の根本の仏様で、宇宙の本体であり絶対の真理です。不動明王様はこの大日如来様の化身といわれています。

 

 宗教の本、特に弘法大師様の教えは奥が深く難解です。理解しながら読むにはかなりの時間がかかります。しかし、結不動密蔵院住職・名取芳彦氏の本はわかりやすくて読みやすいです。

 
名取芳彦(なとり・ほうげん)

1958(昭和33)年、東京都生まれ。元結不動・密蔵院住職。真言宗豊山派布教研究所研究員

 

この本の中から抜粋、

“偉い坊さんと尊い坊さんの違いは何だろう、と若い坊さんたち数人が話し合ったことがありました。

 彼らが出した結論は「前に立つと自然に合掌したくなるのが偉い坊さん、前だけではなく後ろ姿にも合掌したくなるのが尊い坊さん」でした。

 経験上、尊いお坊さんは、立ち姿、歩く姿、食事をする姿にも見とれてしまうほどの気高さや気品、有難さのようなものを感じます。“と書かれていました。

 

 私が尊いお坊さんと思われるのは、新栄寺の谷主管様です。後ろ姿にも手を合わせたくなります。

谷主管様はいつも、「生かせ いのち」とおっしゃっています。

 

 人徳がにじみ出てくる人になりたいものです。

 本人が「自分には徳がある」と思った瞬間に消えてしまい、謙虚さが大事だそうですよ。

 

 高野山の法話が動画になっていました。3つをピックアップしました。

 

高野山の法話 「除闇遍明」






 

 「苦しい時ほど根っこが深くなる」逃げてはいけない。
 弘法大師様がいかに親孝行だったこともわかり、高野山の澄んだ世界に浸ってみたくなります。

 南無大師遍照金剛とお唱えすることは、弘法大師さまを拝み、その後ろには大日如来さまが控えられ、また全ての神仏へとつながっています。

 


 亡き人に届く供養は、供養と言う真心や般若心経があの世に届いていることがわかります。